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2020年01月28日
家の購入予算(建物全体)の相場はどれくらいが多いか。

大切なのは、相場観がどれくらいなのかを理解すること
家を購入する場合には、購入費用を考えておく必要があります。いくら理想とする住宅が頭の中にあったとしても、費用が高ければ購入することはできません。もちろん、現在お金がなかったとしても住宅ローンを組むことにより理想の住宅を建築することができます。ですが住宅ローンを組むといっても、返済できないほど組んでしまうと最終的に住宅を手放さなければならないことになりかねません。
そこで、住宅を建築するときの相場感をよく理解しておくことが必要です。まず、日本の住宅を見ると2階建ての住宅が多い傾向にあります。
都会の場合には、横に土地を広げることはできないため3階建の住宅が目立ちます。それぞれ一般的な住宅の面積を見ると床面積だけで100平米が標準的な大きさになるでしょう。
実際に建売住宅などを見ても、それぐらいの大きさになっていることがほとんどです。
100平米の住宅建築の相場と内訳
もし100平米の住宅を建築する場合、どれくらいの相場になるかといえばおよそ1500万円から2000万円になることが多くなります。100平米の住宅建築相場 = 1500〜2000万円
内訳1 基礎工事・骨組み
実際に、どこの部分にどれだけの費用がかかっているかを確認すると必要ない部分を節約することも可能になるでしょう。まず住宅は、基礎工事や骨組が重要になります。おおむね骨組みと基礎工事だけで800万円ほどのお金がかかると考えておけば間違いありません。特に最近は、震災がどこで起こるかわからないため耐震性が強化された住宅が増えてきています。耐震性を強化するためには、基礎の部分を十分に建築しなければならないためこの部分の予算の削減は避けた方がよいでしょう。
内訳2 外壁や屋根
次に考えられるのは、外壁や屋根などです。これらは400万円ほどかかると考えておけばよいです。外壁なども、耐震性と大きく関係している可能性があります。特に、ツーバイフォーと呼ばれる建築工法は外壁と建物の柱の両方で住宅を支える仕組みになっているため、壁の予算を減らしてしまうとその分耐震性に問題が出る可能性も否定できません。建物の中身を見ていくと、内装工事は400万円ぐらいかかる計算になります。もちろん内装を豪華にしたい場合には800万円ぐらいになることもあるでしょう。
例えば、ヒノキの家などが人気ですがヒノキ自体は高価なものですので通常の住宅に比べると2倍ぐらいの費用がかかると考えてよいです。そこまでこだわりがなければ、合板材などを使いながら住宅を建築していくことになるでしょう。
内訳3 水回り
水回りは洗面所とお風呂場そしてトイレ、さらにはキッチンが考えられます。それぞれを合計するとおよそ400万円ぐらいかかる計算になります。特に排水管や給水管を通す時にお金がかかる傾向があるでしょう。内訳4 庭
最後に、庭の広さにもよりますがある程度庭が広い場合には外構工事だけで300万円を超えることも少なくありません。都会の場合には庭が狭いため、150万円もかければ立派なものができあがります。その外構工事も、最近ではオープン外構といわれる比較的開けている形の外構と以前からよくあるような門扉やフェンスなどに囲われたクローズ外構までデザイン性もさることながらそれによりかかる費用も大きく変わってきます。